板橋区ホタル生態環境館の業務終了が正式に公表された

 2015年3月31日を持って業務終了したことが4月8日に板橋区役所ホームページで、正式に公表されました。大変残念です。以下全文掲載します。

 

―板橋区ホタル生態環境館は、皆様にご愛顧いただいて参りましたが、施設の老朽化や技術継承の困難さ等、様々な側面から平成27年3月31日をもって業務を終了となりました。皆様の長年にわたるご厚情、誠にありがとうございました。―
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/068/068574.html

 

すべての生体の回収が終り、その後、重機が入ってせせらぎとなりの学習室が取り壊されたそうです。近隣の住民が時々見に行き、外から見守っています。

以下、2件の陳情は継続審査になったまま、期が変わり自動的に廃案になってしまったのです。

陳情100号 板橋区ホタル生態環境館の技術の継承と館の存続を求める陳情 (26・2・17受理)

陳情110号 板橋区ホタル生態環境館の再調査を求める陳情 (26・6・6受理)

 

これに納得出来ない住民グループは板橋区への抗議文提出に続き、高島平新聞2015年3月15日号13面に―板橋区ホタル館廃止に抗議します―という意見広告を掲載されました。

http://www.takashimadaira.co.jp/1503/1503_13.htm

 

日本のホタル飼育の頂点に立っていた元館長と委託会社から、飼育スキルが最低レベルの会社に委託を変更したのはなぜか!?この会社が何万匹ものホタルを死に追いやり、せせらぎを破壊したのみならず、その後、酷い管理を行った事実は見逃してはならない行為です。

当エル・コラム 板橋区ホタル生態環境館 羽化によりホタル生息調査の間違いが明確になる及びホタル生態環境館 ホタル引き渡し先と自然教育研究センターの飼育実態ほかを参照

 

すべては廃止にしたいが為だったとしか考えられず、資源環境部環境課の責任は大変大きいと思います。板橋区民のみならず、全国の多くの人々に親しまれたホタル生態環境館を閉じる方法としては、最低最悪の方法を選択したと言わざるを得ない状況でした。あまりに不透明な廃止について、裁判の状況を見守りながら、真実が明らかになるまで、追いかけ掲載して行きます。

 

 

尚、住民からは区側の発表に疑念を抱く声が多く、直接元館長阿部氏の説明を聞きたいとの声が出ています。

ある程度人数がまとまり、場所や会場などを確保していただければ、いつでもご説明いただけるそうです。ご希望の方は気軽にお問い合わせください。

 

板橋区ホタル生態環境館のホタル累代飼育は確実に行われていた

前回、ここまで持って来るために板橋区と(株)自然教育研究センターが何を行って来たかを報告いたしましたが、更に、資源環境部環境課の発表した【ホタル等生息調査結果と元飼育担当職員の報告数との乖離について】報告書が如何に欺瞞に満ちたものであったかを、別の角度から説明いたします。

 

報告書は全編に渡り、事実とは違う推測および偽証を加え、創作して印象操作を行っています。一番問題なのは、この報告書を阿部氏に全く確認を取らずに作成したことです。これについては複数のマスコミも不審に思い、阿部氏に確認の連絡を入れたそうです。

 

典型的な偽証及び印象操作例

上記報告書p30―例年ビオトープにおけるホタルの発生は、夜間特別公開の頃、区職員により数匹程度しか確認されておらず、今年だけ突然、74匹まとまって羽化したことが不思議である。不自然な点があり、本施設で全て羽化したものとすることは疑問が残る。―と記載されています。

 

実際は、例年100~200匹の羽化が確認され、区へ報告を上げていたとのことです。しかも、7月7日に14匹、28日に56匹で、同時に74匹いたわけではありません。この前の羽化確認日が23日で5日も間が空いていました。この時点では中に入れるのは鍵を持つ管理会社と区職員のみであったにも関わらず、まるで持ち込まれたかのような言いようです。この報告書にはこのような情報操作が随所に見られます。

以下のようにすべての鍵を変え、異常上とも思われる施錠を行い、各所に監視カメラを設置した上での羽化だったのです。

  施錠1

防犯カメラ2

 

作られたホタル持込みのうそ

 

架空のホタル持込み数約7700匹は実際のホタル生息数と実態を知らずに計算実際の羽化状況を無視して考えられたものです。

幼稚園放流用175匹まで持ち込みと仮定していますが、通常、放流が決まっているときはせせらぎから採取するのではなく、はじめから別に水槽飼育されていたそうです。そういう実態を全く知らずに作成された報告書です。この175匹を外して、7500匹で考え計算しても明らかに矛盾する内容です。

 

 この計算によると、3日間のゲンジボタル夜間公開時の持込みホタル1300匹、ヘイケボタル同持込みホタル900匹となっています。 

 

―実際のホタル夜間公開の生息数―

ゲンジボタル夜間公開3日間 約3,500~5,000匹 ヘイケボタル夜間公開3日間 約10,000匹。

 

あれだけの乱舞を見せるにはこのような生息数が必要なのです。ところが、通常これだけいて、実際に光ったり飛んだりするのは約1/5~1/10でしかありません。

ホタルは約1週間の寿命のうち、5日間は下でじっとしていて、最後の2日で光り、オスは飛び上がる。これを全部計算して、幼虫の時から厳密に温度調節をして、この日に羽化のピークを合わせられているのです。

 

もし宅急便でホタルが送られた場合どのような状況になる

 

通常発泡スチロールやダンボールに入り、前日からずっと真っ暗な中に入れられて送れて来ます。また、運ばれる際の振動もあり、磁場も狂うため、中でかなりの時間、威嚇光や警戒光を放っている状態となり、非常に消耗してしまいます。夜間公開当日持ち込みの場合は、尚更その夜に安定した発光はまず無理なのです。

 

累代飼育の自生しているホタルに、よそからホタルを持ち込むと飛び方や光の状態が全く変わってしまうのです。安定した自然な光に不規則な発光パターンが混ざります。

オープンの7:30頃は下で静かに光っていて、時間と共にオスが上に舞い上がり、8時過ぎにピークを迎えます。持ち込みのホタルを加えた場合、そういう自然な変化が見られず、はじめから不規則に舞い上がります。

そういうことが一度も無かったのは、多くの映像や訪れた人々の記憶に残っているはずです。光そのものが強く大きいといわれているのは、飼育環境が非常に良いからに他なりません。しかもゆったり安定した発光パターンで光る。それが求愛光であり、1/f癒しの光といわれる所以です。ホタル生態環境館のホタルの光は既に映像解析で証明されています。映像でご覧ください。

 

 ホタル生態環境館のゲンジボタル夜間公開時の映像

 

テレビ朝日宇宙船地球号 2007.8.19放送 求愛光

 

テレビ朝日宇宙船地球号 2007 8 19放送 威嚇光

 

 テレビ朝日宇宙船地球号 2007.8.19放送 脳への影響 光の解説

 

産卵に新鮮な苔は必要不可欠

 

温度管理により、羽化のピークを合わせているため、必然的に夜間公開時前後は産卵も多くなり、苔もたくさん必要になるのは当然です。しかし、夜間公開中は人が多いため、ホタルも落ち着かず産卵が出来ないそうです。翌朝、交尾が終わっているホタルを見つけて、産卵ケースに移し、落ち着いて交尾が出来るようにしてあげる作業を行います。

2013年までは産卵用プラケースが30から多いときで50ケースぐらい並んでいたのを多くの人間が目撃し、説明も聞いているはずです。しかもこの苔は常に新鮮でなければならないので、枯れかけて来たらすぐに交換していたのです。

ここから2013年までは約2万匹から約100万匹以上の孵化幼虫が生まれていました。孵化幼虫については毎年、インターシップの学生が数えているので、ごまかししようも無い数字になり、事実です。

 

一方、レストランなどの鑑賞会に使われる持ち込みのホタルは通常飼育されたホタルではなく、ホタル生息地から採取してくるものがほとんどです。磁場が狂うために、彼ら自身がここは産卵できる場所では無いと判断して、交尾をほとんどせず、寿命も非常に短くなります。また、はじめから上に舞い上がってしまいますので、時間と共に上がってゆくという自然な変化は見せません。

関西の大きなホタル業者でも幼虫は大量に飼育しているところがテレビでも出ましたが、難しいのは上陸羽化なのです。

 

故に通常、持ち込みのホタルを飛ばす場合は毎日新たに入れなければならず、都内の有名な某レストランのホタル購入費用は年間2000万円以上といわれています。これはオーナーに直接聞いた話だということです。

ゲンジボタルについては各都道府県で厳重に保護されているので、一般に販売業者には反社会的勢力が多いのです。

議会でも、「持ち込みルートは分かっているのか」という質問に対し、資源環境部長が「不明です」と答弁していました。実際に前委託業者むし企画はホタルの飼育も販売も全く行っていないのです。

 

阿部氏聞き取り内容のウソ

 

また、21ケースにすべてホタルが入っていると仮定していますが、使用されている阿部氏への聞き取りはすべて1年前に人事へ話したもので、この報告書のために行われたものではないそうです。

実際は「21回のうち、苔は10何個だと思う。それ以外は他のものが入っている」と答えられているそうです。

さまざまな消耗品エアポンプや飼料なども入っていたと回答しているそうで、これが全部軽いというのもあり得ない話と分かります。

報告書p16―一部の伝票に品名を「ホタル」から「花」に訂正(見え消し訂正)している伝票が発見された。―と記載され、いかにも中身がホタルだったと匂わせる印象操作を行っています。

しかし、実際は阿部氏及びスタッフ関係者は通常ホタル生態環境館のことを「ホタル」と呼んでいたのです。「ホタルにお客様がいっしゃる」「〇〇時にホタルへ戻る」「ホタルに苔を送る」といった使い方です。実際のホタルのことは「ホタルさん」と呼び習わしていました。これはむし企画さんが「ホタルに送る」と考えていて、うっかり書いてしまったものだそうです。

いずれ裁判で明らかになる部分ではないでしょうか。

 

トラップから全体の数を出せる

 

1.    幼虫がヘイケボタルのみとの記述があるが、実際にはゲンジボタルとヘイケボタルでした。

2.    実際に使用したトラップの容器が約10cm×13cmなので、約13cm2とし、約30匹をせせらぎ全体の面積54m(幅3m×全長18m)になるように掛けると以下のような数字になります。 

5,400÷13=415  30匹×4,150=12,450匹

餌で引き寄せたことを考慮し、多少減らして、40%ぐらいにしても4,980匹になるのです。

羽化確認の日数が極端に少ないことが分かった今、やはりこのぐらいは生き残っていた可能性が高いでしょう。

 

購入金額はいったいどこから出るのか?

 

通常の板橋のオスとメスの割合は6:4になるので、それに報告書に提示された価格表の数字を当てはめて計算すると、彼らが調べた金額で全体の金額を計算すると合計金額3,822,000円です。

 

ゲンジボタル 2400匹  内訳オス1440匹 メス 960匹

ヘイケボタル 5,100匹 合計7,500匹 内訳オス3060匹 メス 2040匹

ゲンジオス 1,440匹×350=504,000 、ヘイケボタルオス 3,060匹×300=918,000

ゲンジ及びヘイケボタル メス 3000匹×800=2,400,000

 

年間委託費1400万円は平均にならして、1ヵ月約117万円になります。尚、年間3~4000万円というのは区職員及び再雇用職員の給与と光熱費などが加わったものです。

ここにむし企画の5名程の人件費その他飼育資材や飼料代で100万円前後が使われているそうで、その内容は区に提出されているとのことです。

約318,500円は委託費1ヵ月分の3割弱になるが、これだけの金額がいったいどこから出て来るのかを考えれば当然、購入は不可能になのです。金額を提示していないのは、この辺の矛盾に触れたくなかったからと逃げていると考えられます。

 

もし、委託費を問題にするのであれば、年間3万人の対応と完璧な飼育環境を整えていた前委託業者ではなく、区民の財産でもあるホタルの命を奪い、せせらぎの環境破壊を行った自然教育研究センターではないでしょうか。

 

以上、ほとんど全編が廃止のために都合の良いように操作、創作された報告書です。累代飼育は確実に行われていたのです。これを公にしたことは板橋区行政の不祥事として明らかにするべき大きな問題になったと、関係者のみならず抗議文を提出した住民グループはじめ多くの区民が感じていることではないでしょうか。

 

―1月にプレスリリースされたはじめの反論はこちらです。 ホタル等生息調査結果と元飼育担当職員の報告数の乖離についての反論 ―

ホタル生態環境館 ホタル引き渡し先と自然教育研究センターの飼育実態

地元高島平新聞2015年3月15日号 3面にホタル引渡しの記事が掲載されました。以下、全文引用します。http://www.takashimadaira.co.jp/1503/1503_03.htm 

 

板橋ホタル 足立区へ 

板橋区は2月27日、本年度末で閉館が決定している高島平4丁目のホタル生態環境館に残る生体の引き取り先に関して、区議に対し速報を発表した。

引渡し先は足立区生物園(足立区保木間2)。同園は昭和52年に足立区生物園となった。飼育技術・経験共に十分な実績があり、ホタル飼育を任せられる施設であることを理由としている。(※下線は当エル・コラム)

現在ホタル生態環境館にはゲンジボタルの幼虫が約600匹、ヘイケボタルが約480匹、その他の種も合わせると50種から60種、約2000個体が水槽で飼育されている。これら生体の他、植物等も合わせ、3月上旬以降を目安とし引渡す。

また、区内1団体への引渡しも検討していて、区の資源環境部は詳細等を調整中だという。

板橋ホタルは、このまま区から姿を消してしまうのだろうか。

 

(株)自然教育研究センターがホタル生態環境館の委託契約をするまでの流れ

 

ここで区が述べた引渡しの理由はあまりに実態とかけ離れた見解だということを、説明いたします。

足立区生物園は昨年のホタル生息調査以後、ホタル館の管理委託をしている(株)自然教育研究センターの受託先です。元々足立区生物園はホタル飼育が難しく、過去何度もホタル生態環境館の阿部氏のところへ相談に訪れていたそうです。ここで、ホタルを関西の会社から購入していることは、当時から阿部氏及びスタッフが確認済みでした。

 

2013年8月8日及び10月2日 

ホタル生態環境館に2度に渡り見学に訪れ、飼育方法などを教えて欲しいと聞き出しながら、本来の目論見については一切触れなかったそうです。阿部氏は当然のことながら、通常通りに案内し、ていねいに説明されたことでしょう。

2013年10月29日  資源環境部環境課長が足立区生物園を訪問。

 2014年1月27日 ホタル生息調査決行

この調査については、複数の板橋区議、その後の住民説明会に於いて、多くの住民が異論を唱えました。

1月31日 前委託業者の契約打ち切り

2月1日 (株)自然教育研究センターとの契約締結

この流れから、当初より廃止にするため、資源環境部から協力依頼があったと考えられます。ホタル生息調査では、当時何万匹もいたこの時期の小さな幼虫を1匹も見つけられず、2年越しの終令幼虫2匹のみを採取し、何万匹もの多くのホタルを死滅させました。

この調査については、複数の板橋区議、その後の住民説明会に於いて、多くの住民が異論を唱えました。また、調査後すぐに前委託業者との契約を打ち切り、区はこの会社と委託契約を結び、ホタル生体環境館の管理を委ねたのです。DNA鑑定結果が西日本であったこと、引渡し先が足立区生物園。ここからすべてがはじめから仕組まれていたということが見えてきます。

 

 

ホタル生息調査直後の2月7日­、阿部氏及びスタッフがホタル生態環境館を後にした最後の日、昨年の本来の小さな幼虫を確認している動画がアップされています。

このとき、飼育員自身が採取して、幼虫を入れたプラケースの中に年越しの大きな幼虫ではない、小さな幼虫が数匹ぐらいは入っていたそうです。ところが、問題なのは飼育員自体、この小さな幼虫に全く気づいていなかったこと、また、雌雄の区別もつかなかったことです。また、阿部氏が「まだいるじゃない。おちびちゃんが」と発言しています。おちびちゃんと呼ばれた小さな幼虫が何匹かいたそうです。しかし、それが一切報告書に加えられていないのは何故でしょうか。

 

 

また、阿部氏が後にトラップを掛けて、採取した30匹前後の幼虫、飼育室内の水槽にいた幼虫など、1匹も数に加えられませんでした。調査時、資源環境部長がはっきり1cm以上と発言していることでも、ホタルがいないのでホタル生態環境館を廃止にする。というシナリオが出来ていた。それに則って調査及び報告が行われたと考えられます。

 カワニナは963匹のみで、何万匹ものホタル生息は不可能と結論付けましたが、この数も彼らが明らかにカワニナと判別出来る大きな貝ばかりを数えたものです。小さな稚貝を見落としたのか、加えていない可能性が高いのです。

実際、寒い時期のカワニナの多くが水際の土の中に潜っていたことを認識していなかったのか、調査の際、残された映像からもカワニナの生息場所は全く調べていないことが明らかに分かります。7万~9万匹が生息するせせらぎ内にカワニナが963匹というのは、あり得ません。

 

せせらぎの2月以降の管理状況は悲惨

 

ホタル生態環境館のせせらぎは毎年、数回前後はテレビで紹介された程に美しかったことでも業務履行能力が、阿部氏及び全委託業者とは雲泥の差であることが明らかです。前委託業者が業務妨害で板橋区を提訴したのは、実態を見れば当然です。

 

最後のせせらぎ20140207

2014年2月7日元館長及びむし企画他のスタッフ最後の日のせせらぎ

 

彼らはこの調査によって、まさにせせらぎの環境破壊を行った。入ってはいけないせせらぎ内に踏み込み、中を平気で歩いたことで、その後、川底のどこかに亀裂が入った可能性が高く、水位が大幅に下がり、水流が極端に無くなり、水質が悪化していたのです。来館者からは臭いがするという話も出ていました。しかし、彼らはこれを直すことも出来ずに最後までこのまま放置したのです。

以下が1年近く経ち、変わり果てたせせらぎの姿です。資源環境部が言い続けて来た“飼育技術・経験共に十分な実績があり、ホタル飼育を任せられる業者”で無いことは明らかではないでしょうか。

 

DCIM0297

 2015年1月11日のせせらぎ

 

通常、行政の随意契約はかなりの実績と事実関係が必要で、何ヶ月も調査をして、厳密に検討して、決めてゆくものです。調査後の数日で、いきなり非常に高いノウハウを持ったホタル飼育の第一人者阿部氏及び委託業者を打ち切り、以下の実態で分かるように、せせらぎを壊滅的な状況に追い込こんだ技術的に遥かに格下の業者に変更したのです。このような結果を導き出すという話が事前に出来ていた可能性が高いと考えざるを得ないのではないでしょうか。

実際、井上環境課長自宅と同センターは近く、代表と元々個人的に懇意だったそうです。以下のあまりに酷い状況を鑑みても、紛れも無く便宜を計ったといえるのではないでしょうか。

 

2月から9月までの同センターのホタル館管理日誌を情報公開請求して分かったこととは 

 

水質チェック票のコピーをpdfファイルにして公開します。ご確認ください。http://luciola.co.jp/images/pdf/20150430.pdf

 

.温度計測時間がバラバラ→生体飼育に於いては一定の時間に計測するのは鉄則。

 

2.温度については、ホタルの生息する自然河川は基本的に15度以下、どんなに上がっても18度までです。

人間にとっての1度をホタルは5度の差に感じるため、以前は水温も0.5度ずつ調整されていたのです。ですから、ホタル生態環境館では1度変えるのに4日かけていたと聞いています。また、外気温より通常せせらぎ内の温度は低く保たれていたので、福島県の温度に合わせてあったそうです。

温度調節が為されず、夏はガラスハウス内気温が30度に達していることもあり、水温の変化も一日で1度~2度ぐらいの上下動がかなりあります。

  5月末から18度を超えるようになる。

  6月になると18度越えが13日。

  7月18度以下は5日のみで、ほとんどが18.1~20.7度の間を推移しています。

  8月19.7と19.8度が2日間のみですべて20.1~23.8度の間を推移。

  9月23.8度から始まり、月末で21.2が出てきますが、この間24.6度までの間で推移。

    

2.水質検査は本来計測していたのは毎日11項目。

【PH(水素イオン)・COD(科学的酸素要求度)・NO2(亜硝酸)・NO3(硝酸塩)・Ca(カルシウム)・Mg(マグネシウム)・Fe(鉄分)・GH(総硬度)・CO2(二酸化炭素)・DO(溶存酸素)・NH3(アンモニア)】その他、たまにPO4(リン)やS(硫化水素)も計測。ホタル生息に適した数値が厳密に決められていました。

板橋区の特許“ホタル累代飼育システムと方法”のp4に1ヵ月の水温、水質などが掲載されています。如何に厳密に行われていたかをうかがい知ることが出来ます。

http://ruby.kyoto-wu.ac.jp/~konami/Backup/JPA_2003210068.pdf

このホタル生息の標準値は特許取得以前からつかんでいたそうです。これについては、全国ホタル研究会理事をされ、元ホタル生態環境館顧問であった山岡先生が、ホタルの飼育でここまで厳密に水質検査をしているところは他に無いとおっしゃっていました。

    

ところが実際に行われていたのは、以下のみの計測。 しかも、ホタル生息にはありえない数値を示しています。

 ・  PH ホタルの適正PHは7.2~8.2   毎日測定 

   2、3月は全部7.5で全く変化が無いということは通常あり得ないので、

       計っていない可能性が高い。

   また、4月になると範囲内とはいえ、軒並み8以上になっていて、アルカリに傾き過ぎ。

   6月ぐらいから下がってくるのですが、実際のところどうだったのかは分かりません。

 

    ・DO溶存酸素 ホタルの適正値 例)15℃で12.0mg/ℓ(水温に応じて飽和状態)

       測定は週1回のみ

  温度で変わり、上がると分子が大きくなり、数値は下がります。

  10以上が基本ですが、7 mg/ℓを切ると生存が難しくなります。

  どんどん状況が悪くなったことが分かります。

    

       4月半ばまでは10 mg/ℓ以上あり

       5月7.5~9.6mg/ℓ

  6月6.6~9.5 mg/ℓ

  7月6.0~7.7 mg/ℓ 10を切る数字がほとんど、生存が難しい過酷な状態です。

        

 

3.   外来生物の繁殖

1月26日の生物回収報告書が公開されました。

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/068/attached/attach_68630_1.pdf その結果、今まではいなかった外来種が持ち込まれて繁殖しています。これらは関西地方に多いそうで、同センターは外来種を扱っていて、カワニナなどに付着して持ち込まれる可能性が高いのです。

 

       フロリダマミズヨコエビ 100個体・アメリカツノウズムシ   20個体 

   

4.夜の羽化確認 本来は毎日確認しなければいけないところが、 再調査の陳情にも対応せず、以下のみでした。あまりに少なく驚きです。

  5月-2日間、6月-6日間、7月-12日間、8月-4日間、9月-1日

 

従って、羽化数211匹の信憑性はかなり低くなります。本来もっと羽化していた可能性が高いのではないでしょうか。ホタルの数は夜の光でなければ確認出来ませんが、実際に光るのは生息数の1/5~1/10。そのため、毎日数え、計算式で概算を出してゆくのが本来の数え方になります。

 

ホタル生態環境館のサイトで羽化数が9月14日まで、孵化幼虫数9月17日までの記録が公表されていました。しかし、孵化した幼虫数があまりに少ないことでも彼らの飼育レベルの低さが分かります。

     ゲンジボタル成虫 64匹 (内メス13匹) 
      →孵化幼虫 2186匹 (本来13×700=9100匹ぐらいなので、その約24%) 
     ヘイケボタル成虫 147匹 (内メス33匹) 
     →孵化幼虫 564匹 (本来33×60=1980匹ぐらいなので、その約28%) 

この年、阿部氏はご自分の水槽で羽化した約3百匹から約5万匹の幼虫を孵化させています

ここでも飼育のスキルの違いは歴然と分かるのではないでしょうか。

 

この新聞記事では最終の幼虫数が以下になっています。 

     ゲンジボタル 孵化幼虫 2186匹→3月幼虫 約600匹 27%
     ヘイケボタル 孵化幼虫 564匹 →3月幼虫 約480匹 85%

 

ゲンジボタル幼虫は上陸までに 6回脱皮をし、ヘイケボタル幼虫は4回脱皮する。

通常、脱皮ごとに半数近くが落ちて(死んで)成長して行くので、これは不自然な数字です。

ヘイケボタルは少なくても50% 282匹以下が妥当な数字になりますので、

他から購入して、加えた可能性が考えられます。

通常、専門家が孵化させる場合、温度を一定に保ち、出来るだけ一度に孵化させて行くそうです。

公開された孵化状況はバラバラと何日にも渡って少しずつ孵化させています。飼育技術が疑われるところです。

このように彼らはホタルを購入し、また、購入先が確定していることは、報告書p28に関西地方のホタルの価格表が出ていることでも、関西地方の業者が取引先であることも明らかです。DNA検査に出したホタルも同じところから手に入れた可能性が高いのではないでしょうか。

したがって、同センターが入った段階で板橋の累代飼育はすでに崩れてしまったと考えられます。

 

尚、せせらぎの状態があまりに悪化し、資源環境部の事務担当係長が、阿部氏を正式に要請しようと申請したところ、却下されたということもありました。この担当係長が定年まで5年を残し、3月末に退職されたそうです。

以前よりホタル生態環境館の飼育実態を一番知っていた方だということです。2014年4月にホタル館担当の若手の担当職員を突然他部署へ異動させたことと考え合わせても、今回の廃止に対するさまざまな疑惑を裏付けるものではないかと考えざるを得ない状況です。

 

 

ホタル館が閉館一部生体は区内に

高島平新聞2015年4月15日号 3面に掲載され、区内任意団体『いたばし水辺の学校』にゲンジボタル及びヘイケボタル幼虫100匹ずつ他の生体が譲渡されたそうです。

http://www.takashimadaira.co.jp/1504/1504_03.htm

 

ただ、DNAが西日本と区が発表しましたので、すでに西日本のホタルが混在してしまい、これでは本来のホタル生態環境館のホタルを引き継いだということにはなりません。ホタル業界では東京で西日本のホタルを育てることは本来タブーだからです。その意味でも、資源環境部の発表したDNA西日本説はあまりにも短絡的で、廃止のこと意外のこと、引渡し後のことを全く考慮出来なかったといわざるを得ないのです。板橋区の累代飼育のすべてに疑惑を招き、かつ引き取り先にとっても、公にダメージを与えるものになってしまいました。

 

その意味でも、この強引に廃止に持って行くために資源環境部が行った数々の捏造は許されるべきものではないといえます。 

板橋区〝ホタル館〟閉館へ着々 生物回収作業 阿部氏全面反論

板橋区ホタル生態環境館の廃止決定に伴い、区民環境委員会では2件の陳情が継続審査になっているにも関わらず、2015年1月26日にホタル館内せせらぎ及び外せせらぎなどで、底をさらう生物回収業務を行い、水を抜く作業が強行された。近隣住民にも事前告知無く、昨年のホタル生息調査と同じ(株)自然教育研究センターが行いました。

 

区側の主張に対する阿部氏の全面反論記事が「ホタルの棲むまち」として親しまれて来た地元紙高島平新聞2015年2月15日号1面 http://www.takashimadaira.co.jp/1502/1502_01.htm 

及び4面に大きく掲載されました。「やはりそうだったのか」との反響を呼んだそうです。http://www.takashimadaira.co.jp/1502/1502_04.htm

同紙4面で視聴出来るようになっている阿部氏の主張もYouTubeにアップされましたので、ご覧ください。

ホタル生態環境館の存続を求める会が廃止に抗議する文書を板橋区に提出

板橋区ホタル生態環境館の廃止を撤回し存続を求める会が、2015年2月27日午前中に【板橋区の責任を求め抗議します】という抗議文を板橋区坂本健区長及び資源環境部山崎智道部長宛に提出した。http://www.luciola.co.jp/images/pdf/20150227seimei.pdf  また、この抗議文はマスコミ及び板橋区議会議員全員に送られたという。

 

昨年突然、行われた生息調査から今年2015年1月20日に発表された区側の一方的な報告書および強引に開始された廃止作業に対する疑問の声は数多く上がっていた。区民を代表する声としてぜひご覧いただきたい。以下全文を掲載。

 

板橋区の責任を求めホタル館の廃止に抗議します。

 

陳情と経過 私たちは「ホタル館の存続と技術の継承」と「ホタル館の再調査」を求める陳情書を提出し、1月20日区の環境委員会においても賛成多数で継続審査となりました。一方資源環境部環境課は『板橋区ホタル生態環境館のホタルなど生息調査結果と元飼育担当職員の報告数との乖離について』(以下、報告書という)を報告しました。区はこの報告をもってホタル館の存続を求める多くの区民との一連のやりとりに終止符を打ち、3月末のホタル館廃止に向けせせらぎに生息する生物の移管をするため1月26日にはホタル館の水を抜く作業を強行しました。

私たちはこの1年間ずっと区議会の定例会や環境委員会を傍聴し、2度の住民説明会にも出席してきました。事の発端は、区が昨年1月に突如、当時の飼育担当職員(以下、元職員)を恣意的に除外し“せせらぎに土足で入りホタルの幼虫の数を数える生息調査”をしたのが始まりです。結果はあまりに少ない2匹(推定23匹)という数字でした。これについては複数の専門家が不適正な調査であったと指摘しています。実際この夏にはせせらぎで211匹のホタルが飛んだと報告され、成虫への孵化率を考えると、23匹ではなく3000~4000匹の幼虫がいたはずだと言うことが明らかで、この事実からも調査の不適切さがわかります。区は5月にホタルの「あり方検討会」の報告をふまえ、平成27年3月末のホタル館の廃止を決定しました。「区民の声」には耳をかさず、「区議会軽視」の一方的な廃止宣言でした。区民も議員もそれぞれ説明会や区議会で、調査についての疑問や、環境課が区議会という公の場で、2月から早々と口にしてきた「ホタル持込み疑惑」「警察に相談している」などの発言に対する区の本意を、何度も質しましたが、区の回答は「調査中」「報告書作成中」「係争中なので答えられない」を繰り返すばかりでした。これが、11月の環境委員会までの経過です。そして今回の「報告書」となりました。区民や議員の質問に対してまともな回答を1年間もしてこなかった区の誠意のなさと、年度末まで2ヶ月余りというこの時期に報告書を出し、問答無用といわんばかりの形で収拾しようとする区の姿勢に怒りを禁じえません。

 

報告書への疑問 区は報告書で、新しい重大な報告をしています。「DNA鑑定の結果、ホタル館のゲンジボタルは北関東・東北地域のホタルではなかった」「当時の飼育委託業者『むし企画』(以下、元業者)が、花と称してホタルをホタル館に送付したのではないか」とし、「ホタル館に成虫が持ち込まれたと考えられる」、そして「元職員は、大熊町のホタルの25年の累代飼育はしていなかった」と結論づけたのです。DNA鑑定の結果は、衝撃的でただただ驚くばかりです。福島原発事故で福島県大熊町のホタルが全滅してしまいましたが、大熊町を故郷とするゲンジボタルが、板橋区のホタル館で25年間累代飼育され毎年光を放っていました。そのことは大熊町の皆さんの励みとなり、私たちの誇りでもありました。DNA鑑定は根幹にかかわることですから重要かつ重大な問題です。区は第三者や研究者の検証もなく閉鎖的に調査をし、報告書の作成は環境課のみで作成されたものです。私たちはこのDNA鑑定を俄かに信じることができません。

ホタル持込みについては「関係者甲」の証言と、宅配便ドライバーの箱の重さの感想と宅配便の伝票が証拠とされます。「関係者甲」がどういう立場の人かが明らかになっていない下で、その証言が信用に値するかどうかの疑問が残ります。また宅配伝票に記入してある「花」は「ホタル」のことと言い切るのは推測でしかありません。元職員は6月に懲戒解雇の撤回を求めて、「元業者」は7月に契約解除の損害賠償を求めて、東京地裁に区を提訴しています。裁判で真っ向から対立している一方の区が、他方の元職員や元業者のホタル持込みを一方的に主張するのは違和感を拭えません。元職員や元業者の主張がきちんと報告されていないことも納得できません。今回の環境委員会での陳情の採択時に「この報告書も係争になる恐れがある」とし“継続”に挙手した会派があったことを申し添えます。

 

廃止をなぜ急ぐのか そもそもホタル館の廃止を検討するきっかけは、平成24年度行政評価の「休廃止」という結果です。その取り組み期限は「平成28年3月」となっています。区は昨年5月、存続の陳情が継続審議の最中に、1年前倒しの「27年3月末」のホタル館の廃止を決定しました。当事者が裁判で係争中、廃館後のホタルの引取先が未決定という状況が追加された今回も、「27年3月末」の廃止を踏襲しています。さまざまな問題が未解決のまま廃止をなぜ急ぐのでしょうか。ホタルの引取先に関しても“補助制度は何もなく施設も経費も自腹で調達できる団体”に丸投げするという区の考え方には、区のホタル館とホタル、ひいては区民に対する責任が全く感じられません。ホタル引取先に対する条件と、区民が参加できるシステムを再検討願います。

 

管理責任と説明責任 区のホタル館に関する一連の責任も曖昧のままになっています。元職員や元業者の不正をあげつらうなら区の管理責任も同時に明らかにするべきですし、この1年間の区民や区議の疑問に対する区の説明責任もきちんと果たすべきです。たとえホタル館の廃止をするとしても、もっと丁寧な廃止の仕方があったはずです。区自らが取得したホタル飼育の特許を捨て、ホタルの命をぞんざいに扱ったと言わざるを得ません。区の財産を放棄した区の責任の重さは図り知れません。ホタル館の廃止・存続にかかわらず、区の責任を区民に対し明確にしてください。

 

抗議  区のこの一年の足早な経緯、廃止ありきの筋書きに沿ったような形でホタル館廃止という幕引きとなるのなら、年間3万人が訪れる住宅地の中のせせらぎに飛ぶホタルを楽しみ、“ホタルの棲む街”を誇りとしてきた区民としては、非常に残念無念です。2007年の教育委員会の不祥事と同様、このホタル館廃止の件が、板橋区の歴史の中で汚点となる日が来るのではないかと懸念します。さまざまな問題がある中でのホタル館の廃止に強く抗議します。

以 上

 

 

昨年行われた2度に渡る住民説明会でもほとんどの区民が何らかの形で存続を望み、また、館長抜きでの強引な生息調査のやり方などへの批判と追求で紛糾し、さまざまな意見が提案された。あたかも廃止ありきで説明会を開いたという既成事実だけのための開催であったのか、区側は全く聞く耳を持たなかった。もし、区民の声に耳を傾けるのであれば、財政的に厳しくとも、規模を縮小するなどという検討の仕方もあった検討出来たはずだ。

 

ホタル館でのホタル夜間特別公開には、整理券が配られる前は高島平駅まで行列が並ぶほど人気があった。板橋区民の多くは阿部氏が命を掛けて、累代飼育を実現し、夜間公開日に羽化のピークを合わせる、あの見事な光の乱舞を望んでいるのではないだろうか。

 

持込みのホタルの光とは明らかに違う。常にホタルにとって最適な環境が整えられていたからこそ、実現出来た光に他ならない。再雇用の職員も毎年、幼虫、上陸、羽化を目撃し、「見ているもの。持ち込みなんてありえない」という声を発している。目撃者はスタッフ、インターシップの学生、来館者と多数いるはずだ。

その声にも区議会は真摯に耳を傾けるべきではないのだろうか。議会や委員会で阿部氏が説明出来る場があれば、真相が明らかになるはずである。

現在、区側の発表に納得出来ない方々より要望があり、高島平地区での阿部氏の説明会も検討されている。

 

都内の小学校でも何箇所か板橋の累代飼育システムによってホタル再生が行われ来た。小学校でのホタルの世代交代を支えるホタルの会の方々からは、以下のような声も寄せられている。

 

「区として今まで推奨してきたものを、否定するなど絶対してはいけない。考えられない。板橋区の発表は子供たちの夢を壊す。」 
「ずっと、あんなに素晴らしい施設があって、板橋区をうらやましいと思って来た。やはり、どこかで買って来たホタルとは光が全く違うというのは、ホタル飼育をしたことのある人間なら誰でも分かる。体も大きいし、光も大きくて素晴らしい。真実は絶対に明らかになると思う」

 

板橋区の有する特許累代飼育システムを長きに渡り推奨してきた区が自ら今回行ったことは、まさに行政としての不祥事を露呈したといえるのではないだろうか。

2月26日の補正予算審査特別委員会の総括質問でも、廃止云々の問題だけではなく、税金が使われて来た区政全体に関わる問題だ、との質問が出ていた。

 

調査以前から廃止を目論み、計画的に進めて来た最後に、総務部総務課より議員宛に出された速報を某区議が公開した。この文書によると、ホタル引渡し先は足立区生物園他区内一団体とある。

資源環境部と自然教育研究センター(足立区生物園の委託先)との関係、ホタルのDNAが西日本であったことの理由も廃止の為に持ち込まれたであろうことが明らかに読み取れる。

資源環境部 管理職がどれだけ捏造を重ねて、廃止まで持って来たかということを是非お考えいただきたい。

 

区民の多くが誇りにして来た、板橋区の財産でもある日本一といわれてきたホタル生態環境館である。こんな形で廃止にするということに対する責任を感じていない点が一番の問題なのである。

板橋区ホタル生態環境館の存続を求める署名をいただいた方々すべてに今回の抗議文をお渡ししたい。

現在、係争中の裁判の進行は3月末の廃止には間に合わない。すべてが明らかになったとき、間違った情報でホタル生態環境館は既に廃止にされてしまっていた、とならないようにと願ってやまない。

    

ホタル等生息調査結果と元飼育担当職員の報告数の乖離についての反論

 板橋区ホタル生態環境館に関し発表されたこの報告書は、確たる証拠は何も無い、偽証と憶測に基づくどこのホタルをDNA検査したかが分らない内容です。

 ホタル博士 阿部宣男氏により、福島県双葉郡大熊町熊川のゲンジボタル、栃木県日光市(当時、栗山村)のヘイケボタルのDNAが累々と受け継がれ、2014年1月26日迄、確実に24世代目まで累代飼育されて来ました。

1月27日資源環境部環境課によるホタル等生息調査によって、多くのホタルの命が途絶えた後、せせらぎの環境及び生態系が破壊され、その他のDNAが持ち込まれた可能性も示唆するものです。

 

 2015年1月20日、板橋区役所に於いて 区民環境委員が開かれました。2件の陳情の審議と共に、板橋区ホタル生態環境館の累代飼育に関し、以下の報告書が公表されたが、廃止に向けて、昨年2014年1月27日強引に行われた“板橋区ホタル生態環境館におけるホタル等生息調査”及び“ホタル持ち込み疑惑”“あり方検討結果”に関する偽証などの集大成と捉えられます。

 

 報告書p36―累代に及ぶ板橋育ちのホタルが現時点において存在していないことを意味する。―と結論付けています。

区民環境委員会運営次第 http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/066/066797.html 

板橋区ホタル生態環境館のホタル等生息調査結果と元飼育担当職員の報告数との乖離について(報告)http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/066/attached/attach_66991_1.pdf

  

この報告書に対し、代理人弁護士よりプレスリリースされた、以下に始まる反論を公開します。 

 

―当核報告書には様々な問題があり、専門性の欠如、客観性の欠如、論拠としている内容の矛盾、阿部氏の実践の無視等を指摘することが出来る。 http://luciola.co.jp/images/pdf/0127-2.pdf 

また、1月26日、板橋区ホタル生態環境館の廃止へ向け、区民への告知も了解も無いまま、板橋区資源環境部環境課がせせらぎ内の底をさらい、生態を水槽に移し、水を抜くという作業をスタートさせた。 (文中より抜粋)  

 

  この報告書の作成者はまず、ホタル飼育というものを非常に侮っています。まず、ホタル生態環境館に足を運び、学んだもの、ホタル夜間公開を体験したものからみると机上の空論でしかありません。全編、何とかホタル生態環境館を廃止に持ち込もうと、持てる想像力を総動員して作られたことが明らかです。

 

―見解より一部抜粋しながら補足―

p4(エ)生息調査の方法について

 生息調査の間違いについては、当エル・コラム 板橋区ホタル生態環境館 羽化によりホタル生息調査の間違いが明確になる 参照

 

(3) 論拠としている内容の矛盾

 ア 平成26年2月1日の阿部氏によるトラップの存在

 

p8―本件報告の中に、1月27日の5日後である2月1日に阿部氏がせせらぎ内から幼虫を採集していることが報告されている。

 これをこの報告書に至るまで隠していたことも非常に疑問である。つまり阿部氏は1月27日に乱暴な手法で見つけられない幼虫を採集したのである。であれば、同様の方法を繰り返し検証し、1月27日の結果を検証することもできたはずである。今頃になって、この結果に対して生態調査を覆す資料としてではなく、かえって飼育実態がないことの資料として用いようとする姿勢は、とにかく生態調査の結果を合理化するための一方的なものとしか言いようがない。―

 

報告書p6-7―元飼育担当職員は、「この時期のホタル館に生息するホタルの幼虫は、体長がせいぜい6~8mm程度であり、その胴体の太さは1mm程度のものである。」と述べ、調査中の濁ったせせらぎで、流されたホタルは、目視することは困難としている。

 元飼育担当職員が仕掛けたというとラップ(平成26年2月1日報告)により、捕獲したヘイケボタルは、写真(トラップ内のヘイケボタル)のように、約30匹中で10mm程度のもの(現ホタル飼育担当者が確認)が数匹確認された。このように元飼育担当職員の言うような大きさ(6~8mm)ではないものがあった。―

 

 報告書に掲載された写真は明らかに当時の写真では無い

実際に使われたステンレスバットの大きさは10.4cm×13.5cm。写真の上の赤のラインが正確な縦横の比率になっているので、比較してみると若干横長、周りに黒っぽいプラスチックのような縁が見え、しかもお水を目一杯入れて分かりづらくしているので、違う入れ物を使用している可能性が高いと考えられます。

 左が実際に2104年1月30日、飼育室内の水槽にいた幼虫の写真を区民が撮影したものです。(この幼虫の動画は生息調査のページ)この時の温度管理は水槽よりせせらぎの方が厳密に行われていたため、水槽の方は若干、より温度が高い可能性が考えられるので、せせらぎ内の幼虫の方が小さい可能性が高いのです。ところが、報告書に掲載された右の写真の幼虫は当時捕獲された幼虫よりかなり大きく、しかも、ここに写っている幼虫は30匹どころではなく、どうみても50匹以上います。いったいどこから出てきた幼虫なのでしょうか。

 

幼虫の大きさの比較4

 

 この時、引き上げたトラップ内には1cmほど硅砂(写真参照)とエサが入っていた。写真にはまず以下の硅砂が入っていません。

硅砂SANY0064-r

 

 硅砂の入ったステンレスバットを環境課職員に渡し、その時、数えたところ28匹だとの報告で、そのまま水槽に移してしまい、空のステンレスバットをスタッフに戻したそうです。硅砂から幼虫を取り出して入れ直すにはかなり時間が掛かります。この間、このような写真を撮ることは考えられないとのこと。もしかしたら、大きさから考えて、現在、ホタル生態環境館で飼育している幼虫の写真なのかもしれません。ここでも別の写真を使用し、印象操作を行っている可能性が高いのです

 

報告書p29―このトラップを仕掛けた時には、区職員は立ち合っておらず設置後の2月1日にトラップ内にいたヘイケボタルを確認したものである。また、その際、中に入っていると聞いていた餌はなかった。なお、偶然かもしれないが、ヘイケボタルを30匹も捕まえられるトラップなのに、同じ餌に釣られるはずのゲンジボタルが捕まえられなかった点は疑問が残る。―

 

  この時、環境課職員2名が立ち合っていたという。その上、バットの中には硅砂と餌が入っていたのに、共に写真には写っていません。この報告書はほとんどがこのような偽証で成り立っているのです。

 また、ヘイケボタルが多かったのは、調査時、彼らは水際にいたという。したがって生き残っていた可能性が高かったのではないかと考えられます。すべては阿部氏に事前確認を行わず、生態特有の習性を把握しないで行った調査の仕方そのものの問題をすり替えている発言ではないでしょうか。

 

ア ホタルの持ち込みという分析と評価について

(ア) ハイゴケに関する配送に関して

p6-7―元職員に対するヒヤリングで、「ハイゴケである。ホタルの産卵用の苔である」と回答している。“花”と書かれた宅急便の中に入っていたものは苔であって、ホタルではない。

 一般的に苔等を扱う業者が送付する際に“花苔”という表現が良く使われるため、その略で花と書いたということであって、それ以上のものではない。―

 

―ハイゴケはホタルの産卵用苔として、使用するので、羽化期には不可欠である。ホタルの産卵には新鮮なハイゴケが必要であり、ホタルの羽化する時期には毎年、常に新鮮な苔を用意していたことを、資源環境課の管理職が知らないことこそ奇異といえる。あまりにホタル飼育に無関心だった主管課の実態が推察される事象の1つとも言えることである。また、苔は使用前に傷んでしまう可能性があるため、少しずつ頻繁に送ってもらっていたということであり、かかる事実を否定するためには根拠を示すべきである。もし、この苔がホタルであるのであれば、別途、苔の伝票がなければならなくなるが、そのようなものが存在しているはずもなく(14頁の伝票がそのものであるので)、本件報告の考えは到底成り立たない。

 しかも平成25年には、実際にホタルが多数の産卵をし、孵化幼虫が100万匹近く生まれており、それらはすべてインターシップの学生が数えて報告を上げている。このような事実はまさにハイゴケの存在によって支えられていたのである。―

 

 当エル・コラム ホタル生態環境館での成虫及び幼虫数の確認方法 掲載写真にも並んだプラケースに入った産卵用ハイゴケが見られます。これを螢産卵苔といい、産卵時期はたくさん必要なのです。

左の写真が、新鮮な苔に産卵しているところで、右の写真はほぼ産卵と孵化の終わった時期のもの。この苔がどのように大切かを全く把握していない環境課が憶測で考えた持込み数字でしかありません。    

        

DSC_0144_col 飼育室内苔のトレイが並んでいるところ-r 

 

 

 

 

(イ) 箱詰めホタルの写真について

p7―乙神社からの箱詰めホタルの存在は確かに認められるものの、この乙神社からホタルが送られてきていた事実については、既に板橋区における委員会でも議員から「これは持込みとは関係の無い写真ですか」と問われて、資源環境課長が関連性のないことを認めていたのであって、本件報告の中にこの乙神社のことが記されていること自体まったく理解不能です。これもまた、印象の操作のためか無理解によって掲示されたものとしか言いようがない。

 ホタルの雌雄の仕分けは分かりやすいので、神官に出来るのではないかとの推測が報告書内で語られているが、実際には出来ないから手伝っていた。標本で動かないホタルをみれば雌雄の区別はついても、現実の生体を前にしてはかなり難しく、動いているホタルを傷つけずに簡単に出来ることではない。だからこそ乙神社はその作業をホタル環境館に依頼をしてきたのである。もちろん、この神社は板橋区と正式に特許料を支払い、契約しており、その契約に付随するサポートとして行ったものである。―

 

 宅配業者に確認をして1年半以上前の宅急便が軽かったかどうかなどということを覚えているというのは通常考えにくいでしょう。実際、ホタルを送る際は保冷剤を入れるため、案外重くなるということを、生態を知らな環境課管理職には思い至らなかったということが明白です。すべて、印象操作に過ぎないのです。

また、ここにホタルが入っていたと推測して計算し、丁寧な記述が為されているが、ホタルが入っていたという証拠は何も示されていません。それと見まがう記述の積み重ねによる印象操作に過ぎないのです。

 

報告書p13―質問 :苔をどれくらい送ってくるのか。回答:10箱ぐらいである。―

 

 この発言に対し、実際は21枚あったという。伝票を目の前にして、日付を見たわけでなければ、数字の記憶違いがあったのだろう。一部、他のものも入っていたようだ。従って、証拠は何も示されていない、憶測と推測のみで組み立てられた数字です。

 因みに持ち込みの偽証をした人間は既に関係者が特定しているそうです。いずれ、裁判で証人申請されることになるだろう。

 

P7-8イ DNA解析による報告について

―ホタルのDNA分析に基づく報告については慎重な判断が必要である。

今回の解析がどこのホタルによって検査された結果であるのかは分からないということを指摘しておく。

 通常、こういう検査であれば、第3者立会いの元、DNA解析に出さなければならないが、ホタル生息調査と同様、密室で決められた可能性が高く、今回のDNA調査に用いられたホタルが以前からホタル生態環境館に生息していたものであるかどうかというそもそもの前提条件が不確かである。ホタル生態環境館のホタルであるということを全く特定出来ないというやり方そのものが解析方法以前の問題である。―

 

―また、解析については、DNAの抽出方法は記載されていたが、その後の調査・分析方法がなく、結果のみである。 現管理会社である自然教育研究センターによる業務日誌と羽化数の報告書にその内の何匹をいつDNA解析に出したという記述があるのか確認できない。 

 さらに言えば、自然教育研究センターが受託している足立区生物園のホタル購入先は関西の業者である。その根拠については、足立区職員が以前、ホタル生態環境館館長のところへ購入したホタルを持って相談に来た際、その箱の送り主が関西であったことを複数の人間が目撃している。従って、このDNAの検査結果が正しいとすれば、このルートから西日本のホタルを持ち込まれ、交雑した可能性は否めない。今回のDNA検査結果を見る限り、昨年調査以後、今までは厳密に保たれて来た現在のホタル生態環境館の大熊町のゲンジボタルと栗山村のヘイケボタルの累代飼育そのものが崩され、他の遺伝子と交雑してしまった可能性が高いと言わざるを得ない。仮にそのような結果が生まれているとすれば誠に遺憾である。―

 

尚、DNA解析については、結果的に現管理会社の飼育記録簿に検査に出した記載が全くありません。また、抽出以降の解析に関して詳細なデータも無く、結果報告そのものにも疑問があるため、分かり次第追って報告いたします。

 

―検証を順次掲載― 続きは板橋区ホタル生態環境館のホタル累代飼育は確実に行われていた

板橋区 ホタルの闇(1)~(11)に根拠はあるのか

日本共産党 板橋区議が板橋区ホタル生態環境館(以後ホタル館と表記)について、上記タイトルのブログを掲載されています。これに惑わされている方も少なくないと聞き及び、少しコメントさせていただきます。

 

1.「ホタル飼育は嘘だった」というような数々の批判的な表現を多用されています。

同区議はホタル館を訪れて実際に飼育の状況を視察したり、夜間鑑賞会を見たという事実がありません。議員が視察していれば、ホタル館に記録として残っているのが通常ということですが、元館長及びスタッフは同議員によるホタル館訪問を一度も受けたことが無いそうです。

 

このように、ホタル館の実態を見たことも無い人間が、元館長の創り上げてきたホタルの成育状況や実際の幼虫も見たこともないままに、数々の批判的な発言を重ねています。同議員の様々な発言にはホタル飼育の実態を理解していないものが、あまりに多すぎます。

 

根拠のほとんどが、ホタル飼育をほとんど知らない区資源環境部管理職の発言やネット情報をベースにしていると推察されます。まさに机上の空論ではないでしょうか。

今回ホタル館を廃止にしようと画策し、未だに区民環境委員会他で、幼虫は23匹だったというような虚偽の発言を続けている資源環境部管理職と協力関係にあると見られてもしかたの無い内容です。数多く残る区の区民環境委員会議事録を見れば明らか。議題とは明らかに逸脱した発言が目立ちます。

 

尚、ここでいう同区議が訪問したことが無いと指摘しているのは、あくまでも1月27日にホタル等生息数調査と称し、区により行われた暴挙によって、せせらぎが壊滅的な状況に追い込まれる以前、正常に運営されていたホタル館のことです。

 

同区議は1月の調査以後、俄かに何度か訪れ、そこで誤った推測をしているようですが、せせらぎとホタル館が調査以前とは全く別次元の状況になってしまっていることは明白です。

板橋区在住の議員でありながら、行ったことが無いというのは、元々よほど関心が無かったのでしょう。
  

通常、他分野のプロフェッショナルな仕事には敬意を払ってしかるべきではないでしょうか。

フィクションで論文を物し、特許を取得出来る、とでも考えられているのでしょうか。どれだけ多くの試行錯誤を重ねながら飼育し、研究、実験を重ねられたか想像に難くありません。

これを批判し続けるのであれば、まず自らが同じように飼育をし、ナノ銀であれば、同等の方法で実験をして実証し、違う結果を導き出すことをお勧めいたします。 

 

2.「当ブログの内容が詳しいのは、どうしてか?」というような質問も同区議より受けました。

ホタル館が現在のように予約制になったのは、昨年の4月からで、それまでは公共の施設として、非常にオープンで開放されていました。いつでも誰でも飼育状況が見られたのです。
また、分からないことは質問すれば、丁寧に教えてもらえる。当ブログの内容は、今まで長年通う中で見、体験して来たものと、把握しきれていなかった部分はすべて、今回担当者に新たに質問し、確認の上、掲載させていただいています。

これは特別なことではありません。関係者でなくても、長年通い、その営みをつぶさに見、体験してきた区民はたくさんいらっしゃいます。25年前から元館長がどのようにして、築き上げて来たかをつぶさに見てきた区民も応援しています。住民説明会等の際、ほとんどの人が区側の回答を非難しているのは、皆さんご存知だからだと思います。

 

3.ホタル館の元館長が「ルシオラの顧問として元職員がなっていて」と同区議は平成26年8月19日区民環境委員会において、発言されていますが、当然そのような事実は全くありません。
こういう事実無根の数々の虚偽の発言を繰り返しされていますが、これは議事録にすべて残っています。

当時、公務員だった方が、一企業の顧問になるなど有り得ないことです。このように、公人という立場で、ほとんど事実誤認のまま、あたかも事実であるかのごとく情報発信されている罪は大きく、関係者すべてが大変迷惑しています。

 

4.当社に対しても、名誉毀損に当たるような記述が目にあまり、実名での掲載及び当サイトへの無断リンクを止めて欲しい旨、facebookで警告をしましたが、そのままにされています。明らかに業務妨害になります。
現在、トップページには以下の表記を掲載しています。公人という立場で、ネットに蔓延する匿名の誹謗中傷と同レベルの行為をされているのは如何なものでしょうか。

 

 ■ コンテンツのご利用とリンクについて
 このサイトの情報・写真などのコンテンツの無断複写・複製・転用及びリンクは厳禁とさせて頂きます

 

同区議の数々の発言及びネット情報が事実無根であることは、今後、裁判によって明らかになり、選挙によって区民の審判が下されるでしょう。

http://www.sspyy.com/cyclonephotographers/day/20141105165744.html

 

 

2014年8月14日には同区議のfacebook上で以下のコメントをさせていただきましたので、一部重複している部分等を省き、抜粋で転載いたします。

 

 昨今、インターネットSNSの普及により、ネット上でのトラブルが多発しています。現在、公人である議員諸氏もネット上での軽はずみな発言が問題となり、炎上または所属政党からの除名や辞任に追い込まれるという話題が後を絶ちません。

 

ご存知でしょうか。SNSを利用するにあたり、当然、以下のような基本的なマナーがございます。これを大きく逸脱するものは、許されないと認識しています。

 

「インターネットを利用するためのルール&マナー集」
http://www.iajapan.org/rule/rule4general/main.html#3.5

 

当社及び私の発言に対して、すべてこちらに何の連絡も問い合わせも無く、無断で掲載されています。  ましてや区議会議員という公人である立場で、ネット上に蔓延する匿名で行われている誹謗中傷のたぐい、ネット公害と同レベルの行為また、さらにリツイートまで行っていらっしゃるというのは、公人以前に人としてあるまじき行為と思われます。

 

現在、すでに板橋区が提訴され、決着のついてない問題についてまで、当社社名を出し、リンクし、批判する行為は公人以前に人としてやってはならない行為ではないでしょうか。板橋区役所のホームページ上でも実名は一切出されていないことをご存知無いのでしょうか。

 

即刻、すべてのブログやSNSに掲載された当社および個人の写真及び文章のすべてを削除し、当社ホームページへのリンクを外してください。
何卒即時ご対応の程、よろしくお願い申し上げます。 

 

 

ホタル館 成虫持ち込み疑惑他は作られたもの

昨年4月以降の廃止に向けた序章
 

1.老朽化を理由に、今までオープンで、来るものを拒まずだったホタル館への見学が予約制に変更され、制限された。 
  

2.区内の大学からのインターシップの学生の受け入れが昨年夏は中止された。毎年夏に5人一組ぐらいで、5組ぐらい受け入れられていたそうなので、その学生達が孵化幼虫の数をカウントしたり、ホタルの生態を学んでいたそうです。
  
3.夏休みに人気があった、飼育室内で暗幕を張って昼間ホタルの光を見せる昼夜逆転の中止。
  
4.区管理職によるパワハラ行為の件は裁判で取り上げられると思います。 

 

成虫持ち込みについて

 

1.「現在、持込みの証言を得ている」といっているのは、単に一時的に神社からお預りしたホタルの雌雄を分けるプラケースに入ったホタル成虫の写真を資源環境部の職員が写真に撮ったことがあり、元館長はそれしか思い当たらないとおっしゃっています。しかし、ここのほたるまつりは一週間 ほど前に行われるので、1週間の命のホタルがホタル館の夜間公開時に飛翔するのは不可能です。

尚、この神社は板橋区と正式な特許権使用許諾契約を正式に結んでいるところで、再生依頼、区の了解の元、長年行って来たそうです。

  

2.苔などが送られて来た宅急便の伝票を捏造に使おうとしているようです。

区はこの辺、持ち込んだと いうホタルの数などに全く触れていません。実際に行われていなかったので、証拠は何もないはずだ、と元館長はおっしゃっています。

また、カウントした孵化幼虫はほとんどせせらぎに戻されているので、これを売って買うなどというのも不可能です。

 

やはり、冬の一番入ってはいけない時期にホタル生息調査を行う、理由付けのためと考えられます。

 

ホタルの成虫は寿命が約1週間です。 もし、持ち込む場合、5月の連休明けから、9月まで、3ヶ月前後に渡って、毎週送られなければなりませんが、その様な事実は全くないそうで、これは、スタッフ全員、再任用の職員も知っていることです。

 

また、ちょっとネットで検索してみましたが、ゲンジボタルやヘイケボタル成虫が売買されていますので、購入しようと思うと通常、2万匹もいれば数百万円から1000万円前後には なるのではないでしょうか。こんなお金をどこから何の為に工面するのでしょうか。

都内の有名レストランなどが、毎夏、ホタルの夕べを開催していますが、購入しているホタル代は、金額にして、ひと夏2~3千万円といわれています。

また、普通の飼育業者に聞くと分かりますが、2万匹なんて膨大な数を飼育するのは通常不可能だといいます。もちろん、前委託業者もホタルの飼育は全く行っていませんでした。

これが、2万匹もの羽化と累代飼育が可能だったのは、特許まで取得した累代飼育の技術と厳密な管理があってこそのことだったようです。

 

警察の事情聴取といわれている件

 

毎回、区長自ら答弁に使われている調査中と回答している警察の聴取も実際には何もないところ、警察が調べているという既成事実をつくりたかったのではないでしょうか。

 あくまで任意の事情聴取だったそうです。 むし企画や再任用の職員、ボランティアからも調書も取らず、本人の押印もなかった、というのは元々事件性が無かったということで、3月にすでに終わっているそうです。

 

未だに答弁で、現在、警察で調査中というのは、すべて廃止のための印象操作のためではないか。 

 

技術の継承について


この件は元館長が以前より、区に若手の配属を希望されていたにも関わらず、配属されるのはいつも元館長より年上の再任用の方々だったそうです。やはり、板橋区の特許なのですから、板橋区の職員が引 き継ぐのが一番自然だったと思います。

 

今回、元館長他スタッフが全員いなくなってしまった後、熱心にせせらぎの管理をしていた若手の職員はこの4月に他部署へ異動させられてしまったそうです。
 

 

このように、区はホタル館を廃止にするために、職員の不正→成虫持ち込み疑惑→実際には飼育されていなかったのではないか?というストーリーを作ったように思います。
 

存続を求める会が署名を集め始めた時には、すでに近隣に、区側によってホタル館と阿部元館長にまつわる悪い噂が流されていて、高島平近辺でも署名が集まりにくかったという話も聞いています。

すべては廃止のための命を受けて、昨年4月1日に異動になった管理職によって行われたようです。元館長の説明の場を作らなかったのもそのためではないでしょうか。

 

それ以前は区議会や委員会でも、ホタル館に関する質問については、すべて管理職が元館長に相談の上、回答されていて、非常に良好な関係だったと伺っています。

 

2月17日に東京新聞1面に記事が掲載されて以後、取材が増え、区が阿部元館長の取材対応を一切禁じてしまったため、常に一方的な情報が流されてきたのです。

尚、区が意見を聞いている”日本ホタルの会”で、こういうせせらぎから作った経験のあるのは、矢島稔名誉会長だけで、多摩動物園でのホタル飼育は5世代で終わったそうです。これが普通です。

 

実際に区側が意見を聞いている他の方々は自然河川の調査や水槽飼育の範囲と聞いています。ホタル館では、別次元のシステムが構築されていて、生息数も他とは全く違いますので、他の人に聞いてもほとんど分からない、当てはまらないのではないかと思います。だからこそ、特許まで取れ、累代飼育が成功したように思います。 

 

最後に今は足を悪くされて、ここ2~3年いらしていませんでしたが、以前はホタル生態環境館の顧問をされて、ご一緒に研究されていた元九州女子大学教授で北九州ほたるの会 名誉会員の山岡誠先生の言葉をお伝えしたいと思います。
 
山岡先生は行政と組んで1億円規模のホタル水路をいくつも作り、市にホタル係まで作られ、全国ホタル研究会の理事もされていた方です。
 
元館長の土が水をつくるという着眼点がすばらしいとおっしゃっていました。また、以下のコメントも残されています。
「ホタルは普通、幼虫の死亡率が高いんです。でも阿部さんの施設では、とにかく死骸を見ない。地方の現場に行くと阿部さんはまず川を舐めるんですよ。水の味や現場の匂いでホタルに適した環境がわかる。すごいことです」―2004年週間女性掲載―
 
やはり、全国ホタル研究会でもあそこまで、本格的に水質検査をしている人はいないと絶賛されていました。山岡先生もホタル館で、勉強させてもらっているとおっしゃって、長年一緒に研究をされていましたので、全ての段階をご覧になっています。 ごまかしようもありません。

 

4月23日高島平で行われた住民説明会については、高島平新聞にも掲載されましたが…。

40人ほどいらしていたほとんどの人が存続を求める声でした。区管理職への糾弾や野次がすごかったのですが、廃止の意向を変える気配は全くありませんでした。やはり、すべては廃止ありきですべてが行われたと考えられるのではないでしょうか。

 

区自ら特許を否定し、今まで全国的にホタル再生を推奨して、新聞、雑誌、テレビ、映画で見せてきた「乱舞が嘘だった。板橋区は今まで皆様を騙していました」ということになるのですから……。
 
一部の利権のために、数万匹のホタルの命を奪い、美しかったせせらぎを台無しにしてしまい、特許使用許諾料を支払っている再生箇所に対しても何の保障もせず、無責任に放り出してしまった区の責任は大きいのではないでしょうか。

 

板橋区ホタル生態環境館では紛れもなく日本一の板橋区が誇りに出来る連綿と続く累代飼育が実現されていたはずなのです。可能な限り続けて欲しいと願っています。 

残されたホタルの命が心配です。ホタルとホタル館の存続へ向け、今後も情出来るだけ正しい情報を伝えてゆきたいと考えています。

 

もし、ご質問やホタル生息調査についての見解など、資料入手をご希望の方はお問い合ください。

 

ホタル生態環境館での成虫及び幼虫数の確認方法

産 卵

プラケースの中にハイゴケが敷いてある産卵ケースです。これが今までの産卵風景で、夏になるとよく見かけ、多くのお客様もご覧になっているものです。これは多いときで40ケースぐらい並ぶそうです。

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〈参考写真〉産卵ケース

この中に毎日夜せせらぎから採取したホタルを1ケースにメス100匹に対してオス150匹ぐらいを入れて産卵させ、卵を確認した後は、産卵した苔を蓋の上に載せると、孵化した幼虫がプラケースに入れた水の中に落ちていきます。

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〈参考写真〉産卵しているゲンジボタル

せせらぎで交尾する残りのホタルもいる為、水辺の生き生きとしたハイゴケも必須なのです。

このホタル産卵用の苔も長年の研究で多くの苔の中から最適な種類が決まり、いつもせせらぎで、養生させて、青々とした生き生きした苔が使用されていました。  

現在、ホタル館で新しい管理会社によって展示室で使われている苔は、乾燥させたミズゴケで、一般的 に観葉植物に使われているものです。ネットで検索しても、確かに一部ホタル飼育に使用されています。

・・・が、今はホタル館と同じようなハイゴケやハナゴケなどの生きた苔が多いようです。農薬が掛かっていな いことが条件です。

   
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  (写真参照)ゲンジボタル産卵箱の中のミズゴケ

現在使われているミズゴケは防腐剤として農薬が付着しているため、卵は産んでも孵化率が非常に悪く、孵化自体が少ないそうです。今のままでは残されたホタルの世代交代が望めないのではないかと懸念されます。

ゲンジボタルは1匹のメスが500~1000個、ヘイケボタルは50~100個卵を生む。

 

孵 化

ホタル館の孵化幼虫は約数90万匹から100万匹と聞いています

孵化幼虫はほとんどゴミにしか見えないぐらい小さいので、いつも来館者が顕微鏡で観察出来るようになっていました

孵化幼虫2014.7.7-c  

  〈参考写真〉孵化幼虫(体長約1㎜)

プラケースの大きさが分かるように手も写してありますが、孵化幼虫がプラケースの中に全部で5万匹います。 この孵化幼虫を毎年、インターシップの学生達がカウントしていました。この数を以前はすべて議 会報告されていたそうです。報告する義務があるためこういう方法を取られていたのでしょう。

昨年秋、卵から孵化した孵化幼虫を約90万匹せせらぎに放流されたそうです。この数はすべて報告が上がっているとのこと。

  ヘイケ1令幼虫の固    

〈参考写真〉ヘイケボタルの幼虫の塊
 
    

その以後の幼虫数の確認

通常、基準水槽というのがあって、そこに孵化幼虫100匹を入れ、その数の変遷を確認されて、全体数を推測し、また、次の年の成虫の数で確認するという作業の繰り返しで導き出されてきたそうです。

  

せせらぎ内の幼虫の生息数調査

使われていたのがトラップを仕掛ける方法です。せせらぎの状態を維持しながら行うのはこれしかないそうですが、今はほとんど行わないそうです。 

 

幼虫は脱皮毎に数を減らし、1月末には7~9万匹ぐらいまで少なくなります。ゲンジボタルが6回、ヘイケボタルが4回脱皮し、上陸、羽化する中で、徐々に数を減らし、淘汰されます。

通常、自然界での羽化率は0.05~0.1%といわれていますが、それよりは高いということなので、最終的に成虫が2万匹前後羽化するのが、同館のホタル生息数の移り変わりです。

これが5月の連休明けからランダムに羽化し8月いっぱい、9月ぐらいまで続きます。6月のゲンジボタルの夜間公開時に約4000匹、7月のヘイケボタル夜間公開時に約10000匹ぐらいが 集中 して羽化するように調整されています。

ですから、これはいくら25年続けて来ても1日も気を抜けない状態のようです。

  

ホタル館には、和光大学 堂前教授との共同研究で、開発された5日以上毎日夜数えて推定 羽化数を出す、正式な方程式があります。

     総羽化数を出す方程式  X(総数)×3÷3.9=羽化数

                                                      ※ X(エックス)は最低5日以上、毎日数えたホタルの数の合計
 

実際には、今までの同館では、成虫の数は基本的に毎夜、10月ぐらいまでカウントされて、何年も続けて実測数を求めた結果、導き出された方程式だそうです。 

   

また、平成2年から昨年までの累代の死亡個体もすべて保存されているそうです。

 

水質検査と温度管理によってしっかり守られていたせせらぎ

 

濾材(石、砂や用土など)の調節で適正水質に保つために行うのが水質検査です。ホタル館で長年の研究で導き出されたホタル生息に相応しい標準値13項目すべて決まっています。 

今までのように安定している状態の場合、11項目の検査でよかったかもしれませんが、逆今こそ更に2 項目、リンと硫化水素も加えて検査する必要があるかもしれません。

流れが変われば溶存酸素量も変わり、硫化水素などが発生する可能性があるからです。

 

もし、1月に幼虫が少なくなっている可能性があるとしたら、それは急激な水質変化か温度変化が起きた場合。

 

水質については、循環式で水路内と濾過槽に濾過能力の高い濾材(用土は特許製品)が使われているため、少々のことは変換してしまいます。また、阿部元館長は毎日せせらぎのお水を飲んで確認されていましたので、水の味には普通の人より敏感なため、変化があればすぐ対応されます。

 

また、温度については、人間にとっての1度をホタルは5度の差に感じるため、0.5度ずつ調整されていたそうです。ですから、1度変えるのに4日かけていたと聞いています。

 

ホタルの羽化状況を見ながら、この微妙な温度調節で、夜間公開の日にピッタリ羽化のピークを合わせられたのだと思います。

昨年もスタッフが上陸羽化を確認されていたと聞いています。といっても、上陸後はホタル頼みになるため、春先から夜間公開までは、毎年非常に神経質になられていました。

 

このように厳密な管理の元に累代飼育が実現されていたため、1月の調査の日の幼虫の大きさがどのくらいかというのも温度設定から分かっていたということです。

ですから、1月の調査時に幼虫がいない可能性として、考えられる急激な水質か温度変化だそうで、この段階でそれは全く起きていなかったということです。 

 

濾材の開発から選択、蛍産卵苔の種類、水質及び温度管理とすべてに於いて、 ここまで厳密に管理確認されていたことを知り、昨年の乱舞を見ている人間には、今年の羽化数を見れば、多くの幼虫の命が奪われたということが歴然と分かります。

 産卵ケース及び産卵写真 阿部宣男氏撮影

板橋区ホタル生態環境館 羽化によりホタル生息調査の間違いが明確になる

 ホタルの季節も終盤に差し掛かり、ホタルたちが自ら羽化することで、調査結果の間違いを証明しつつある。

 

今月7月11日に「板橋区、生息数少ないと閉館 ホタル館で110匹確認」という記事が産経新聞に掲載されました。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/140711/tky14071102400003-n1.htm

 

記事概要

板橋区が5月に閉館を決めた「ホタル生態環境館」で、110匹以上のホタル生息が確認されたことが10日分かった。閉館の理由は施設の老朽化とともに生息数が少ないこと。今月7日時点でホタルを捕獲した累計数 ガラスハウス内で94匹、屋外の水路で16匹の計110。9日夜には超党派の区議14人が視察。館内では捕獲していないホタルが光を放ち、区議からは「区はもういないと言うが、実際にいるではないか」との声が上がったという。ヘイケボタルは今月ピークを迎えるため、生息数はさらに増えるとみられる。就業訓練の大学生とボランティアは「区の推定数を上回り、調査方法に問題があったのは明らか」と指摘。 区は同館の存廃をめぐって、1月抜き打ちで調査を実施。サンプリングで2匹を確認し、この数から推定個体数を23匹として閉館の理由にしていた。区は「調査方法自体は最良の方法だった。廃止の方針に変更はない」としている。

 

その後“板橋区ホタル生態環境館”(ホタル館)のサイトで、7月8日までの以下の羽化数が発表され、せせらぎ、ビオトープ、飼育室、水槽のすべてで羽化が確認された。

http://www.ita.ed.jp/ecopolis/hotaru/data/data3_uka20140708.pdf

ゲンジボタルのオス51匹、メス13匹 合計64匹ヘイケボタルのオス47匹、メス11匹 合計57匹 総合計121。7月15日の地元高島平新聞には7月9日時点で、126数えられたと記載されている。

  

幼虫23匹説はすでに崩れ、ホタル生態生息調査の不適切さは証明されています。

ホタルがいなかったのでは無く、見つけられなかったという方が正しい表現になる。

 

すべて3月末の終令幼虫だったと仮定しても、推定23匹が成虫になる確率は30%以内、1月末でしたら、今の管理状況では5%あるかないかと考えると幼虫から成虫への羽化率から考えると成虫になれる推定羽化数は成虫6~7匹または1~2匹になります。しかも見つけた幼虫2匹はせせらぎに戻さず、水槽で飼育していたという。

したがって、成虫が126匹羽化するには、遡って考えると1月末からの羽化率はせいぜい5%ぐらいと考えると、調査時に2520匹以上の幼虫がいなければ、これだけの数は羽化出来ないことになる。

 

また、見つかった2匹の幼虫は2cmという大きさから考えて、終令幼虫に近く、一昨年24世代の年越し幼虫、2年目の幼虫と考えられますので、結局、この調査によって、25世代目の今年の幼虫は1匹も見つけられなかったゼロということになり、大きな問題です。

 

ですから、比較するべきは23匹と126匹ではなく、2520匹になります。さらに羽化数掲載の7月9日以降にヘイケボタル羽化のピークを迎え、ゲンジボタルよりヘイケボタルの方が生き残る可能性も高く、8月いっぱい羽化する可能性が高いため、さらに増えると思われます。

 

よって、完全に調査の不適切さが証明されたことになる。

 

今までホタル館では、統計的に1匹見つかるとだいたい統計的に30匹羽化していたそうです。見学者が見つけた初めの1匹の写真(いたばしホタルの安全〈いのち〉を守る会のサイトに写真掲載)をご覧になって、元館長はその位置から下の方で、すでにかなり羽化しているはずだと指摘されました。
http://hotaru-save.jimdo.com/ニュース/  

 

ホタルは土の中から羽化しますので、しばらく下に留まり、ある一定の羽化が行われるとだんだん上に上がってくるそうです。

ですから、そういう意味ではその後も実際に見学者が見つけたホタルからの成虫数が少ないので草を刈ったときに葉の裏側で寝ていたホタルも捨ててしまったのではないかと心配しています。

多ければ多い程、調査の不適切さが明らかになりますので…。

 

ホタルを昼間見つけるのは大変難しく、通常夜の光で数えます。

実際には、当初今の方々は夜も8時ぐらいまで、夜残るのは週1~2回と伺っていました。その後、多くなったという情報も聞いていますが、ホタル夜間特別公開時でも8時以降の方が飛んでいました。

夜結構飛んでいるという話も耳にしますので、推定羽化数はもっと多く、数百匹ぐらいではないかと考えられます。

ホタルは羽化して、すぐに飛ぶわけではなく、5日間ぐらいじっとしていて、最後の2日間で飛翔し、輝くので、毎日数得ることが必要です。現在、見つけるとすぐに産卵箱に入れていると聞いていますが、それは間違いで、正確な数は出てこないそうです。

 

調査のどこが間違っていたのか

1.  幼虫の大きさ

この時期のホタルの幼虫(幅約0.5㎜,丸まると約3㎜,ゲンジ体長約8㎜,ヘイケ6~7㎜:個体差があるため体長はばらつきがある)、カワニナの稚貝においては 約1~3㎜という小さな生き物です。以下の動画が1月30日にホタル生態環境館の水槽に残っていた実際の幼虫の大きさ。

 

 

この時期の幼虫は5,000匹集めても50円玉と同じぐらいの大きさにしかなりません。7万匹でも50円玉14枚程度です。

ホタル館独自の飼育システムで、調査時の水温が10.5度でした。脱皮のばらつきを押さえることと、夏の夜間特別公開を視野に、常に水温は調整されていましたので、自然界及び一般的な他の飼育方法とは全く違っていたのです。下表のように、水温と大きさはほぼ比例します。

ゲンジボタルの成長

 

調査の際、区管理職より調査会社に1cm以上という指示も出ていたそうですが、この時期のホタル館の幼虫の大きさを全く把握せずに指示していたことになります。

この時期にいるこの終令幼虫に近い2cmの幼虫は1年目に上陸せず2年目の幼虫のようです。

種の保存の法則で、必ず何割かの幼虫は上陸せずにそのまま留まります。
  

しかも調査を行った自然教育研究センターの方々は小さな幼虫の見分けが付かなかったようです。見落とし、破棄してもいたと聞いています。 

調査時の録画には「そこにおちびさんがいるじゃないか」という後から入って来た元館長の声が入っていますが、カウントされませんでした。

 

2.調査方法について

時期】

・本来はホタルにおける調査方法の多くは、幼虫期の無理な調査を避け、成虫期の正確な調査を行う。

まさに現在出されている陳情110号 板橋区ホタル生態環境館の再調査を求める陳情にあった再調査は十分出来たのです。

ところが行わなかったのは、数が多いと困るからと考えられる。また、現在は監視カメラも設置していますので、成虫持ち込みという話は通用しないこともあるかもしれません。

 

参考:環境省重要生態系監視地域モニタリング推進事業ホタル類

www.biodic.go.jp/moni1000/manual/firefly_manual_3_0.pdf

 

幼虫期の調査についてはホタル館で行う場合の後に説明するトラップを掛ける方法で調査する。

その場合も9 ~11月、又は3月中旬から4月の上陸前です。やはり、休眠中で動かない越冬中の12~2月は避けるのが基本になる。

3月になれば、区資源環境部ご希望の大きな終令幼虫がたくさん見つかるはずでした。

  

一番、入ってはいけない見つけ辛い時期を選んだという意味でも、廃止するために、幼虫数そのものを減らす目的があったとしか考えられないのです。

  

翌日、水槽から見つかった幼虫は30~40匹で、区へは報告済みだそうですが、聞く耳を持たなかったそうで、一切発表されていません。これは区民も確認しています。

そのように、ホタル生態環境館ではせせらぎに、もしものことがあった場合を考え、危機管理として水槽でも飼育していたそうです。
 
実際には適正時期に元館長が調査すれば、必ずたくさんの幼虫が見つかることが分かっていたので、除外したのではないでしょうか。

 

【調査方法】

『「河川水辺の国勢調査 基本マニュアル[河川版](訂正動物調査編)を使用する場合の最低条件は流れを止める

 

・せせらぎ内の水温は10.5℃、流速は毎秒約40センチ前後。調査に人が胴長や長靴を履き、流れに逆らう様に入って行ったため、そのままでは人が足を入れた途端に当然水が吹き上げられて、流されてしまいます。足の下敷きになった幼虫は潰されます。

循環式なので低層にあった有機質やホタル若齢幼虫、カワニナの稚貝が流され、循環ピットの 網に引っ掛かりせせらぎ飼育水が8回程目詰まりをした。この時に本来ならば、タライ等に付着物を移すのが基本ですが、全くその様な行動は見られず、数多くの生態が犠牲となった。

 

・採集時の映像を見る限り、かなりあらっぽく扱っています。まず、用土や砂と一緒にすくったり、 サーバーネットに、無造作に入れれば、 幼虫は潰れてしまいますので、その時点で、まず間違っています。幼虫の場合、お水を入れないで、用土と砂だけをジッパー付のビニール袋に入れるのは間違いです。また、バットに入れて、幼虫を探す場合もお水を入れるのが基本ですが、ほとんど水を入れずに探していた。

サーバーネットから目の荒いザルに移した時点で下へ落ちてしまいます。 ザルに入れて、振ったり、 お水を無造作に掛けると、水圧でつぶれてしまう可能性が高いのです。

 

また、普段幼虫を育てている人間にも確認しましたが、あんなに早く作業出来るはずが無いということでした。水槽内で探すにも、実際には一つ一つの砂の裏をめくって確認するような、もっとずっと時間が掛かる大変根気のいる作業だそうです。

ざっと見て、見つからないとそのまま排水溝や網の下が地面になっているところにも下を確認せずに破棄していた。

 

多分、この調査会社は水槽とは全く違う自然河川に近い、土や砂の中の幼虫を探すのは初めてだったのではないだろうか。 多分、どうしていいか分からなかったのではないかと推測されます。

元館長やスタッフがどのようにやさしく扱っているか見て来ましたので、ちょっと考えられない乱暴さです。

あの調査は国土交通省の役割から考え、多分、どこに何がどのくらいいるかの調査に使うもので、明らかにホタルと分かっているところで使用するものではないように思います。

 

ホタル館でせせらぎ内の幼虫の生息数調査をする場合に使われていたのがトラップを仕掛ける方法です。

ホタル幼虫が好む飼料や特別配合硅砂及び那智石等を入れたトラップ(ステンレス製縦16㎝横11㎝高さ6.5㎝)を仕掛ける。流れが比較的安定している箇所にトラップを静かに沈め軽く3分1程度砂等に埋め、約2~3日程度そのままにして置き、その後トレーなどにトラップに入っている水を 含む中身をそっと移し、幼虫等を確認する。確認したときは、スポイトを用いて静かに水毎優しく吸い 上げ別容器に移す。

せせらぎの状態を維持しながら行うのはこれしかないそうですが、今はほとんど行わないとのこと。 なぜなら、やはり、中に埋め込む為にどんなにやさしく扱っても、ダメージがあるということです。

 

その他の方法:水を抜いて底をすべてさらう方法

これも幼虫へのダメージがあまりに大きく、適切ではない。 元館長はひとつのものを行うのにもあらゆる方法を試されていることが、論文等を見ても明らかです。

やはり、もしホタル館のせせらぎで調査する必要が出た場合は、トラップを掛けるのが最適なのではないでしょうか。
 

これだけの累代飼育を続けられた一番の要因の一つが決してせせらぎに入らないこと、と伺って 来ました。これはホタル再生箇所のどこでも同じで、皆さん数は方程式をお教えし、成虫でカウントされます。幼虫は1匹でも多いほうがいいので、幼虫期には決して水の中に入らないでください、とお伝えしています。

 

調査に対して元館長は、命を失われたホタルが数万匹、残っているのは数千匹ではないかと予測されていましたが、やはりこちらの方が実態ではないかと思います。

 

元館長はとにかく生物の命を最優先にされる方です。長年、研究を重ね、手塩にかけて育てて来たせせらぎに突然、踏み込まれ、多くの命を奪われた心中を考えると筆舌に尽くしがたいものがあるように思います。 

  • ゆらぎによる癒し

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